オンラインゲームは廃人になる可能性があるので注意しましょう

オンラインゲームを楽しむ人は多いですが、廃人になる可能性があるので節度を持ってプレイする必要があります。
そもそも、どのような状態が廃人なのだろうと思うかもしれません。
仕事や勉強、食事や睡眠、家族や友人よりもゲームを優先してしまう、やめようと思ってもやめられない、借金をしたり家族のお金を黙って使ったりしてまで課金してしまうという場合は廃人です。
このような状態になってしまうと健康問題が発生する恐れがありますし、人間関係にヒビが入る可能性もあります。
課金している場合は生活がままならなくなったり、借金で苦しむことになったりするでしょう。

プレイを始めた人がみんな廃人になってしまうわけではありません。
オンラインゲームをプレイしていても、プレイ時間や課金額をコントロールすることができている人はたくさんいます。
けれども、リアルの世界に居場所がないと感じている人、生活や人間関係に不満や不安を抱えている人は廃人になりやすい傾向があるでしょう。
オフラインで行うゲームにハマってしまう人もいますが、廃人となるのはオンラインプレイができるゲームを行っている人に多いです。
オンラインプレイの場合は、1人で遊ぶときと違って他のプレイヤーとチャットや音声通話で話しながら遊ぶことができます。
ゲームという楽しい世界の中で新しいコミュニティを築くことができるため、居心地の良さから現実世界に戻りたくないという気持ちになってしまう人が多いです。
また、オフラインで遊ぶ場合と異なって強くなれば強くなるほど周りから褒められたり認められたりすることが多くなるため、自尊心を満たしやすいことも関係しています。
現実世界では自分のことを認めてくれる人がいないと感じていても、オンラインで自尊心が満たされるともっとプレイして強くなろう、もっと課金してトッププレイヤーになろうなどの思いを抱くようになる可能性が高いです。

オンラインゲームを悪としているわけでも、一切プレイするなと言うわけでもありません。
廃人にならないことを意識してプレイする必要があると理解することが大切だと言えます。
まだプレイを開始していない人、廃人というほどまでハマっていない人であれば、十分対策を講じることが可能です。
1日あたりのプレイ時間を決めておく、1か月あたりの課金上限を決めておくことで廃人になることを防ぎやすくなります。
オンラインで知り合った相手と仲良くなると、その人とはゲーム上でしか会えない、話せないという思いからのめり込んでしまうことが多いです。
リアルの友達と一緒にプレイすれば、オンラインで知り合った相手だけに依存するという問題を防ぎやすくなります。
既に廃人となっている人は脱することが難しいかもしれません。
会社や学校をやめてしまったり、引きこもり状態になったりしている場合は、周囲が声かけをしてもやめる可能性が低いです。
インターネット回線を切断させる、パソコンやゲーム機器を没収するという方法もありますが、追いつめられて心を病んでしまったり暴力的になってしまったりする恐れもあります。
オンラインゲーム廃人は依存症や中毒の1種だとみなされており治療を受けることが近道です。
家族などが廃人となった場合は、医療機関に頼ることも検討する必要があります。

オンラインゲーム廃人になってしまうと、なかなかその状態から元の状態に戻ることは難しいです。
だからこそ、初めから廃人にならないように気をつけておく必要があります。
楽しくプレイできるものなので時間を忘れて遊んだり、つい課金してしまったりすることもあるかもしれませんが、廃人になりたくないのであれば自分の中でルールを決めて遊ぶようにしてください。